ROIの高い本 -【書評】グロースハッカー

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

昨年は例年に比べて本を読まない年でした。私の場合、「本を読む」という行為自体にある程度まとまった時間が必要になるので、仕事やTODOに追われると確保できる時間が細切れになってしまい、本を読んでも頭に入ってこないのです。ということで、ようやく正月休みになって積ん読を消化しているのですが、今年一発目はこれでした。

この本、内容量は非常に少ないのですが、その割には獲得する知識は多かったように思います。多くのビジネス関連書籍が同じ事を手を変え品を変え分量を増やすのに対し、言いたいことだけサラっと書いてあるので、読んだ時間に対する投資利益率が高いものになっています。これがタイトルの「ROIの高い」の理由。内容も大きく踏み込んだものではありませんが、グロースハッカー自体の考え方を理解するのにはコンパクトで良書だと思います。

私自体、グロースハッカーの定義をすこし誤解していたので、正しく理解し直せたという点でも得るものはありました。

さて、この本ですが、グロースハッカーの本だけあっていろいろ取り組みをされています。まずはこちら。

こちら、更新されていなければ表紙の異なる「グロースハッカー」が表示されているかと思いますが、実は今販売しているものは表紙の4/5を占める帯がついています。デザインされたタイトルが小さかったので修正したのでしょうね。ここまで大胆な帯をつける本は知りません。帯が全てを覆わなかったのは裏表紙のバーコードを隠さない為「だけ」だと思いますので、その制約がなければ帯だけ表紙になっていたことでしょう。

また、この本はROIが高いと書きましたが、著書以外の解説などが1/4を占めます。こんな本も今まで見たことがないのですが、クックパッドやZaimについて解説されていてこの部分も面白いです。

この手のものこそ電子書籍の方が合うのではないかと思うのですが、そこは特典でフォローなんですかね。

Startup Weekend Tokyoに参加してきました(今度は本当に参加者)

エンジョイし過ぎです。

http://www.penn-olson.com/2011/08/22/startup-weekend-tokyo-2011-august/

本当はビジネスプランナーとしての修行のつもりでしたが、結局コード書いてました。
最後は実働ではなくてモックを動画で撮る、というもう一歩というところでしたが、
Launchするまでは〜とメンバーは盛り上がってます。

http://remembar.me

You’ll never be embarrassed again.

リスクを低減させる、雇用即社内ベンチャーの構図

昨日、エンジニア同士で飲んでた時の話題から思いついたこと。

アイディアや腕はあっても、起業に対しては、やはりリスクがあることで及び腰のエンジニアは多い。
そこで、エンジェル企業は、一旦自社に就職させて、たとえば半年は最低賃金(+レベニューシェアのような形)で社内ベンチャーをやらせ、半年後に上手くいっていれば継続し、上手くいっていないなら撤退して自社のエンジニアとして再雇用するような仕組みを持つというのはどうだろうか。
多くの人がリスクを感じること無くチャレンジする環境ができるし、良いサービスや良い人材が企業に集まるというWin-Winの関係が構築できるとおもうのだが。

まあ、ソーシャルゲーム系企業はこのような仕組を持っているのかもしれません。一方で中堅企業なら試す価値はあると思うのですけどね。

「起業家の心得」を翻訳してみる。

古川享さんのツイートにあった、

「本日の講義では、VCの老舗セコイア・キャピタルが、起業プランを持ち込む前にこれをお手本にと掲示するhttp://bit.ly/kr9kcc の話と、最近見かけたスタートアップ企業の壁に貼ってあった、起業家の心得 http://bit.ly/ty1IM を対比してみる。」

を翻訳してみる。全部翻訳すると長いので、要素だけ抜き出してます。

Writing a Business Plan

http://www.sequoiacap.com/ideas

貴方が、ビジネスプランをVCに見せる前に、

「持続可能な企業の要素」と「ビジネスプランの書き方」を読んでください。

・持続可能な企業の要素

  1. 名刺の裏に掛けるような純粋な目標
  2. 1000億円規模の大きな市場
  3. お金を払ってくれる顧客をターゲットとしている
  4. シンプルな製品にターゲットを絞る
  5. 顧客にたった一つの強力なソリューションを提示する
  6. 常識に挑戦し、考えを変え、ライバルを出し抜く
  7. 良いチームのDNAを作る
  8. 機敏さは大きな会社を打ち破ることを助ける
  9. 目的のためにお金を使い、最大の効果を得ること。倹約すべし
  10. 最小のお金で始める

・ビジネスプランの書き方

15~20のスライドに以下を書く

  1. 会社の目的
  2. 問題
  3. 問題の解決(例を出して)
  4. なぜ今やるのか
  5. 市場規模
  6. 競合
  7. 製品そのもの
  8. ビジネスモデル、特に収益モデル
  9. チーム
  10. 財務や契約

※Startup Weekend TokyoでのGuy Cihiさんのピッチを思い出しました。
スライドには「いくら欲しいのか」を書けと言ってましたね。

で、次の「起業家の心得」こっちのほうが翻訳してて面白かったです。

How to save money running a startup (17 really good tips)

http://calacanis.com/2008/03/07/how-to-save-money-running-a-startup-17-really-good-tips/

  1. Macを買ってIT部門のお金を節約する。
  2. セカンドモニターを全員に用意。1日に30分時間を節約できる。1年に100時間だから、3年で$6000 はセーブできる。$300~500の投資でだ。
  3. 食事は買いに行かせず用意する。食べに行くだけで20~60分無駄にする。さらに、食べながらミーティングすれば30分節約。
  4. 机は安くても椅子は良いものを用意する。
  5. 固定電話は入れるな。IRCチャットと個人持ち携帯で十分。99%のコミュニケーションは電話でしない。
  6. オフィスには余裕のあるスペースを持つこと。
  7. 会計と人事はアウトソースする。
  8. Microsoft Officeを全員に買わない。3、4台の共用端末に入れれば十分。あとはGoogle Docsで。
  9. GoogleのホスティングとGmailを使うこと。Exchangeサーバとか要らねーだろ。
  10. 家には一番良いPCを買う。家に帰って仕事がしたくなるならね。ワーカーホリックなら道具に投資しないと。
  11. 仕事を愛していない人を雇わない。Startupに入りたくない人はStartupでは働くべきでなく、前の職場かスターバックスで仕事するように。
  12. 高価でも良いエスプレッソマシーンを入れるべき。コーヒーと共に、時間も節約できる。
  13. 冷蔵庫にソーダをキープしておくように。
  14. オフ時間に働くことを許容する。時間をずらすことで通勤時間を半分に。
  15. 入っている業者に対して、6ヶ月から9ヶ月毎に10~30%の割引を求める。
  16. リクルートにお金を使うのをやめる。Linkedin と Facebook で探せばいい。
  17. PR会社に1万5000ドル払っているようであれば、見直すべき。年間2~3プロジェクトに取り組んでくれるPRコンサルタントをさがすことは可能。
  18. 中央アメリカにアウトソースすべき。彼らは4000ドルの狭いアパートに住んでいないし、8ドルでシャツをクリーニングに出したりしない。彼らを雇おう。

おかしいな、18項目あるわ(笑)。

注目すべきは、全てにコスト感覚を持っているということなんでしょうね。

※あと、多分Sam古川は1文目が気に入ったんだろうな。

 

Startup Weekend Tokyoに参加してきました。

Startup Weekend Tokyo に参加してきました。スピーカーとして。(えー!)

(追記:写真を追加しました)

そのときの講義資料を晒します。

皆さんのモチベーションの高さは凄かったです。ホント。

Startup Weekend Tokyoに参加しませんか?

先日、知人の紹介でJonny Liさんという方にお会いしました。

彼はStartup Weekend Tokyoというイベントを主催されていて、
その集客の相談を頂いたのですが、彼の志に非常に感銘を受け、
僭越ながらその志を伝える手伝いをしようと考えています。

以下は話を伺いながらとったメモをまとめたものです。

多くの日本人サラリーマンは毎日満員電車に乗り、
目一杯働いて、疲れて寝る、という生活を繰り返しています。
その日本人の勤勉さは世界に誇れる点でもあるのですが、
他国から見ると少し異常にも映っているようです。

一方で、若い世代が結婚しにくかったり、子供を作らなかったりする
問題もクローズアップされています。

これらの理由も実は根本的なところは同じではないか、と考えます。
それは、特に若い世代にお金の自由・時間の自由がないことです。

不況に陥った上に震災も重なったため若い人々は保守的になって、
収入が少なくても安定している職業を目指すようになっています。
あまり頑張らなくてもそこそこの給料が貰えれば

しかし、それは違います。若い人が頑張れる社会にならなければ、
日本は良い方向に行かない。

Startup Weekendはアメリカで生まれたイベントで、
端的に言えば、起業しようと考えている人が参加する起業コンテストですが、
このイベントには日本の未来を作り出す力があります。

どうにかしたいと思っている・でもリスクは取れない、という人でも、
2日半だけならばチャンスに費やせませんか?
失敗しても、週末だけならば「良い経験になった」で済みますし、
恐らくそれ以上の何かを得ることができます。
また、Startup Weekendでアイディアが具体性を持つようであれば、
そこから起業を目指すことも可能です。もちろん、作ることでの満足も、
同じような仲間を探すためにも使えます。

Startup Weekendはこれらの一番ベーシックなチャンスを作り出します。
能力があるが、チャンスの無い若い人達のために。
彼らの将来を自分でコントロールするために。

大震災では、多くの資産と共に職業を失った方がたくさんいます。
彼らに物資やサービスで支援することも重要ですが、雇用を作り、
自らの力でお金を稼げるようになったとき、本当の復興はやってくるのではないでしょうか。

もし志が合うようであれば、Startup Weekend Tokyoに是非参加してみてください。

http://tokyo.startupweekend.org/

A lot of Japanese businessman repeats takes the packed train, exercises maximum, and sleeps in tired every day.
It seems to be a little abnormally from another country though the Japanese diligence is a point to be able to boast.

On the other hand, the problem is closed up that the young generation not to marry easily, and not to start a family.

An actually these reasons fundamental points are the same.
It is that the young generation never have freedom and the time or money.

However, it is not correct.
Japan doesn’t go in a good direction if not becoming a society where a young person can work hard.

Startup Weekend : in the event that was born in the US.
Frankly speaking, it is an Startup contest in which the person who thinks that it will establish it participates.
But I think, There is power to produce the future of Japan in this event.

Do you want to make the current state somehow?
Do you think that you cannot take the risk?
You will be able to spend at the chance only an two days and an half.

It is settled with “Became a good experience” even if failing.And, perhaps, it was able to obtain something any more if it was only a weekend.
Moreover, it is also possible to aim at establishment there if the idea has concreteness in Startup Weekend.

Of course, it is possible to use it so that the satisfaction with making it may also look for a similar companion.

Startup Weekend produces these most basic chances.
For young people who do not have the chance though it is competent.
For their future will be controlled for theirselves.

In The Great East Japan Earthquake, there are a lot of losing the occupation with a lot of properties.It is also important that support them by goods and service.
However, when it came to be able to make employment, and to earn money by own power, true revival might come

Please participate in Startup Weekend Tokyo if your will is suitable.

http://tokyo.startupweekend.org/

BUBBLE BOBBLE Wii (Wiiウェア版)を買ってはいけない。

ノスタルジックに浸ってゲームがしてみたくなり、Wiiを久しぶりに起動してBUBBLE BOBBLE Wiiを買ってみたのだが、これが恐ろしいくらいの大失敗。1回やってみてあまりのくそっぷりに即消去し、2ちゃんねるに書いてやろうかと思ったくらいだ。
高々800円損した、以上のダメージを受けたので、誰かが同じ轍を踏まないようにブログにその原因を分析して公開しておくこととする。

バブルボブルは当初アーケードゲームで発表され、絶大な支持を得ていた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%96%E3%83%AB

BUBBLE BOBBLE Wii はその移植ではなくリメイクであるが、たとえて言うなら見た目は同じショートケーキでも、片方はスポンジにチョコレートをいれてしまったような、良かれとおもって行った行為がまるでその良さを消し去ってしまうようなガッカリ加減である。

すぐ消したというものの、ゲーム自体の作りはチェックした。メニュー構造・操作性・追加要素などから考えて、仕様書を作成した人間はおそらくバブルボブルをあまりプレイしたことがなく、またこのゲーム自体を開発したソフトハウスは外注され、仕様書通りに作られたものであると考えられる。とにかく、バランスが悪く違和感だらけなのだ。

そもそも、バブルボブルをWiiウェアにすることを考えた場合、これを買う顧客層はどこかと考えれば、それは間違いなく過去にバブルボブルを(かなりのやりこみ度で)遊んだ人たちであり、彼らがバブルボブルに求めるものをしっかりターゲッティングして開発されたとは言い難い。そのあたりの詰めを、仕様書を作成した人間は考えていないのだろう。上司からの命令で、バブルボブルの新作をWiiで出せばよい、程度の認識で作ったのかもしれない。

このソフトウェア自体が800円であることを考えると、Wiiウェアによる流通コストの抑制がったとしても利益が大きく出るようなタイトルではないだろう。だからと言って手を抜くことは、会社全体のイメージを大きく損なう可能性があることを考えなかったのだろうか。購入者ターゲットは過去のバブルボブルを知っている20~30歳前後と推測されるため、必ず過去のタイトルと比較されてしまうはずなのに。

もし私なら、同じ条件下でこのソフトウェアを利益に導くには、
・バブルボブルが何をもって支持されていた(されている)のか
・彼らが(暗に・明に)求めているバブルボブルとは何か
・それらをいかに低コストで叶えるか
を考えるだろう。

本当は別に考えなくてよい。たとえばWikipediaには『「泡の上でのジャンプ」と「気流」は本作品のゲーム性を高める大きな特徴となっている。』と丁寧に書かれているのだから、それを使えば
・上記の条件を忠実に守るバージョン
・上記の条件を変化させるバージョン
の2通りを作ればいいだけなのだ、とわかる。たとえば、ゲーム自体は全くそのままだが気流が強いだとか、泡が小さいだとか、ちょっとの変化でゲーム性は大きく変化され、それがユーザのノスタルジック+αの楽しさを与えてくれるのだ。見た目の派手さは少ないだろうが、口コミでの評価は高くなるだろう。継続的に売上が見込める良タイトルになる可能性がある。

たかが800円と思うなかれ。私ならこのように多少なりとも市場へのインパクトを与えることができると確信している。私の中のタイトーは大きく株が下がってしまったが、今後はそれを打ち破るようなタイトルが出てくることを切に希望する。

期待値を知るとタバコは吸えない

私は株式取引自体も資産形成の一つと捉えています。毎日買ったり売ったりしていることで、長期保有している株主に対していつでも換金できるという流動性を提供して、そのメリットの対価を得る、というように考えているので、それ自体投資の一部なのです。ですが、取っている行動はデイトレードに近いものになりがちですのでギャンブル的な側面が無いとは言えません。

私はトレードを確率的な面からアプローチしているので、トレードの持つ数字に関しては大変敏感になっています。トレードの持つ数字というのは、例えば勝率であり、期待値であり、資金効率やシャープレシオ、といったところになります。

よくある比較として、ギャンブルとの比較です。

ちなみに、ここで言う期待値とは、1回のエントリーに対しての、掛け金に期待される利益のことです。わざわざ説明する必要もないかと思いますが。

宝くじ 45%
競馬・競輪・競艇 75%
パチンコ 80%
株 95%(以上) 

上記はどれも、普通にやり続ければ損をするようにできているわけです。じゃあ、なぜこれらのギャンブル(という括りにしますが)に皆さんが取りつかれるのか。射幸心を煽るからなんですよね。うまくやれば期待値を100%以上にできるんじゃないか、儲かるんじゃないか、というあれです。

ですが、これは思ったよりもずっと難しい。株とパチンコ・パチスロくらいまでは合法的にできるとは思いますが、それ以下のものは難しいと思います。理系でこのことにきちんと気が付いていれば、運試し以上の理由で宝くじを買ったりはしないはずです。

私は以前たばこを吸っていましたが、今はやめてしまいました。この話をすると、よく人に理由を聞かれるのですが、一言で言うと「期待値が低すぎるから」です。タバコ1本を平均4分で吸い、寿命が5分半短くなったとして、

投資した時間=4分+5.5分
獲得した利益=吸っていた4分間の幸福+α 

さて、このα=寿命5.5分ぶんの利益を、タバコ1本で得られるでしょうか?

このことを真剣に考えられれば、利益が出せるようになる日も遠くはありません。

管理の本質・経営の本質

http://number.goo.ne.jp/others/column/20080922-1-1.html
からの引用です。

> ちなみに、すぐれた監督の資格とは何か。いまや野球の古典ともいうべき『ドジャースの戦法』には、つぎの5つがしるされている。
>
> ・選手とチームとを統率する能力。
> ・すべての場合に、選手たちにベストをつくさせる能力。
> ・野球の基本を教える能力。
> ・ゲームと作戦とに対する十分な知識。
> ・そのうえに勇気、すなわち自己の信念なり思いつきなりを実行にうつす勇気。

私はあまり野球に詳しくはありませんが、ルールは理解していますし
逆にどのファンということに限定されずに、純粋にプレーを楽しむことができます。

ですが、ファンの大多数はひいきのチームが勝ってほしいと思っているわけで、
監督は「勝つ」ということにことのほかこだわらなければいけません。

その上で、上の引用は人を率いるものとしての大事な条件を示していると思います。

これはシステム的な投資行動にも言えるかもしれません。
野球選手を、各トレードルールにみたてるのです。

・ルールをまとめ上げる能力
・すべてのルールにベストを尽くさせる能力
・トレードの基本をルールに設定する能力
・市場とトレードに対する十分な知識
・そのうえに勇気、すなわち自己の信念なり思いつきなりを実行にうつす勇気。

私も、ルール以外のところで売り買いをして損失をすることがあります。
大したものではないのですが、しなくていい損失をすると凹みます。
だからこそ、自分の決定に従うことが重要だと思い返すのですが。