BUBBLE BOBBLE Wii (Wiiウェア版)を買ってはいけない。

ノスタルジックに浸ってゲームがしてみたくなり、Wiiを久しぶりに起動してBUBBLE BOBBLE Wiiを買ってみたのだが、これが恐ろしいくらいの大失敗。1回やってみてあまりのくそっぷりに即消去し、2ちゃんねるに書いてやろうかと思ったくらいだ。
高々800円損した、以上のダメージを受けたので、誰かが同じ轍を踏まないようにブログにその原因を分析して公開しておくこととする。

バブルボブルは当初アーケードゲームで発表され、絶大な支持を得ていた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%96%E3%83%AB

BUBBLE BOBBLE Wii はその移植ではなくリメイクであるが、たとえて言うなら見た目は同じショートケーキでも、片方はスポンジにチョコレートをいれてしまったような、良かれとおもって行った行為がまるでその良さを消し去ってしまうようなガッカリ加減である。

すぐ消したというものの、ゲーム自体の作りはチェックした。メニュー構造・操作性・追加要素などから考えて、仕様書を作成した人間はおそらくバブルボブルをあまりプレイしたことがなく、またこのゲーム自体を開発したソフトハウスは外注され、仕様書通りに作られたものであると考えられる。とにかく、バランスが悪く違和感だらけなのだ。

そもそも、バブルボブルをWiiウェアにすることを考えた場合、これを買う顧客層はどこかと考えれば、それは間違いなく過去にバブルボブルを(かなりのやりこみ度で)遊んだ人たちであり、彼らがバブルボブルに求めるものをしっかりターゲッティングして開発されたとは言い難い。そのあたりの詰めを、仕様書を作成した人間は考えていないのだろう。上司からの命令で、バブルボブルの新作をWiiで出せばよい、程度の認識で作ったのかもしれない。

このソフトウェア自体が800円であることを考えると、Wiiウェアによる流通コストの抑制がったとしても利益が大きく出るようなタイトルではないだろう。だからと言って手を抜くことは、会社全体のイメージを大きく損なう可能性があることを考えなかったのだろうか。購入者ターゲットは過去のバブルボブルを知っている20~30歳前後と推測されるため、必ず過去のタイトルと比較されてしまうはずなのに。

もし私なら、同じ条件下でこのソフトウェアを利益に導くには、
・バブルボブルが何をもって支持されていた(されている)のか
・彼らが(暗に・明に)求めているバブルボブルとは何か
・それらをいかに低コストで叶えるか
を考えるだろう。

本当は別に考えなくてよい。たとえばWikipediaには『「泡の上でのジャンプ」と「気流」は本作品のゲーム性を高める大きな特徴となっている。』と丁寧に書かれているのだから、それを使えば
・上記の条件を忠実に守るバージョン
・上記の条件を変化させるバージョン
の2通りを作ればいいだけなのだ、とわかる。たとえば、ゲーム自体は全くそのままだが気流が強いだとか、泡が小さいだとか、ちょっとの変化でゲーム性は大きく変化され、それがユーザのノスタルジック+αの楽しさを与えてくれるのだ。見た目の派手さは少ないだろうが、口コミでの評価は高くなるだろう。継続的に売上が見込める良タイトルになる可能性がある。

たかが800円と思うなかれ。私ならこのように多少なりとも市場へのインパクトを与えることができると確信している。私の中のタイトーは大きく株が下がってしまったが、今後はそれを打ち破るようなタイトルが出てくることを切に希望する。