期待値を知るとタバコは吸えない

私は株式取引自体も資産形成の一つと捉えています。毎日買ったり売ったりしていることで、長期保有している株主に対していつでも換金できるという流動性を提供して、そのメリットの対価を得る、というように考えているので、それ自体投資の一部なのです。ですが、取っている行動はデイトレードに近いものになりがちですのでギャンブル的な側面が無いとは言えません。

私はトレードを確率的な面からアプローチしているので、トレードの持つ数字に関しては大変敏感になっています。トレードの持つ数字というのは、例えば勝率であり、期待値であり、資金効率やシャープレシオ、といったところになります。

よくある比較として、ギャンブルとの比較です。

ちなみに、ここで言う期待値とは、1回のエントリーに対しての、掛け金に期待される利益のことです。わざわざ説明する必要もないかと思いますが。

宝くじ 45%
競馬・競輪・競艇 75%
パチンコ 80%
株 95%(以上) 

上記はどれも、普通にやり続ければ損をするようにできているわけです。じゃあ、なぜこれらのギャンブル(という括りにしますが)に皆さんが取りつかれるのか。射幸心を煽るからなんですよね。うまくやれば期待値を100%以上にできるんじゃないか、儲かるんじゃないか、というあれです。

ですが、これは思ったよりもずっと難しい。株とパチンコ・パチスロくらいまでは合法的にできるとは思いますが、それ以下のものは難しいと思います。理系でこのことにきちんと気が付いていれば、運試し以上の理由で宝くじを買ったりはしないはずです。

私は以前たばこを吸っていましたが、今はやめてしまいました。この話をすると、よく人に理由を聞かれるのですが、一言で言うと「期待値が低すぎるから」です。タバコ1本を平均4分で吸い、寿命が5分半短くなったとして、

投資した時間=4分+5.5分
獲得した利益=吸っていた4分間の幸福+α 

さて、このα=寿命5.5分ぶんの利益を、タバコ1本で得られるでしょうか?

このことを真剣に考えられれば、利益が出せるようになる日も遠くはありません。