古川享さんのツイートにあった、
「本日の講義では、VCの老舗セコイア・キャピタルが、起業プランを持ち込む前にこれをお手本にと掲示するhttp://bit.ly/kr9kcc の話と、最近見かけたスタートアップ企業の壁に貼ってあった、起業家の心得 http://bit.ly/ty1IM を対比してみる。」
を翻訳してみる。全部翻訳すると長いので、要素だけ抜き出してます。
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Writing a Business Plan
http://www.sequoiacap.com/ideas
貴方が、ビジネスプランをVCに見せる前に、
「持続可能な企業の要素」と「ビジネスプランの書き方」を読んでください。
・持続可能な企業の要素
- 名刺の裏に掛けるような純粋な目標
- 1000億円規模の大きな市場
- お金を払ってくれる顧客をターゲットとしている
- シンプルな製品にターゲットを絞る
- 顧客にたった一つの強力なソリューションを提示する
- 常識に挑戦し、考えを変え、ライバルを出し抜く
- 良いチームのDNAを作る
- 機敏さは大きな会社を打ち破ることを助ける
- 目的のためにお金を使い、最大の効果を得ること。倹約すべし
- 最小のお金で始める
・ビジネスプランの書き方
15~20のスライドに以下を書く
- 会社の目的
- 問題
- 問題の解決(例を出して)
- なぜ今やるのか
- 市場規模
- 競合
- 製品そのもの
- ビジネスモデル、特に収益モデル
- チーム
- 財務や契約
※Startup Weekend TokyoでのGuy Cihiさんのピッチを思い出しました。
スライドには「いくら欲しいのか」を書けと言ってましたね。
で、次の「起業家の心得」こっちのほうが翻訳してて面白かったです。
How to save money running a startup (17 really good tips)
http://calacanis.com/2008/03/07/how-to-save-money-running-a-startup-17-really-good-tips/
- Macを買ってIT部門のお金を節約する。
- セカンドモニターを全員に用意。1日に30分時間を節約できる。1年に100時間だから、3年で$6000 はセーブできる。$300~500の投資でだ。
- 食事は買いに行かせず用意する。食べに行くだけで20~60分無駄にする。さらに、食べながらミーティングすれば30分節約。
- 机は安くても椅子は良いものを用意する。
- 固定電話は入れるな。IRCチャットと個人持ち携帯で十分。99%のコミュニケーションは電話でしない。
- オフィスには余裕のあるスペースを持つこと。
- 会計と人事はアウトソースする。
- Microsoft Officeを全員に買わない。3、4台の共用端末に入れれば十分。あとはGoogle Docsで。
- GoogleのホスティングとGmailを使うこと。Exchangeサーバとか要らねーだろ。
- 家には一番良いPCを買う。家に帰って仕事がしたくなるならね。ワーカーホリックなら道具に投資しないと。
- 仕事を愛していない人を雇わない。Startupに入りたくない人はStartupでは働くべきでなく、前の職場かスターバックスで仕事するように。
- 高価でも良いエスプレッソマシーンを入れるべき。コーヒーと共に、時間も節約できる。
- 冷蔵庫にソーダをキープしておくように。
- オフ時間に働くことを許容する。時間をずらすことで通勤時間を半分に。
- 入っている業者に対して、6ヶ月から9ヶ月毎に10~30%の割引を求める。
- リクルートにお金を使うのをやめる。Linkedin と Facebook で探せばいい。
- PR会社に1万5000ドル払っているようであれば、見直すべき。年間2~3プロジェクトに取り組んでくれるPRコンサルタントをさがすことは可能。
- 中央アメリカにアウトソースすべき。彼らは4000ドルの狭いアパートに住んでいないし、8ドルでシャツをクリーニングに出したりしない。彼らを雇おう。
おかしいな、18項目あるわ(笑)。
注目すべきは、全てにコスト感覚を持っているということなんでしょうね。
※あと、多分Sam古川は1文目が気に入ったんだろうな。